映画『午後10時の殺意』レビュー│妻としてか?陪審員としてか?

こんにちは、lenoreです。
今回は、映画『午後10時の殺意』について書こうと思います。
Prime Videoを眺めていて、たまたま見つけた作品で、
ドラマ『刑事コロンボ』が好きな私にとっては予想外のヒットでした!
刑事コロンボと同じく倒叙形式。違うのは…?
映画冒頭。
夜の住宅街の景色が映り…その手前に出演者の名前が出て…
言い争っている男女の家へと切り替わり…
この2人になにか起きそうだぞ…この人は犯人になりそうだぞ感が漂う…。
このあたりがすごく『刑事コロンボ』っぽくて、「この映画私好きそう~!」となりました。
私、コロンボや古畑任三郎のような倒叙形式のストーリーが大好きなんです✨
でも少し違うのは、コロンボのように捜査のプロの刑事が真犯人を探っていくのではなくて、
ある裁判の陪審員を務めるごく普通の一般女性スーザンが、審理が進んでいくにつれて、
●あれ?あの凶器うちの夫ドンのと同じじゃない…?
●ん?目撃された不審車…うちのと似てる…?
●この裁判の被告…殺人なんてしてなくて、実は犯人はうちの夫なんじゃないの?
…と思い、悩む話なんです。
コロンボのように殺人現場捜査の経験豊富ではないので、緻密に推理するのは難しい…
「夫ではない」と心の奥底では信じたい…
でも「夫がやったんではないか」という勘は合ってる…とても辛い立場😭
こんな感じで観ている側が共感や感情移入しやすい視点で物語が進んでいきます。
(私の中では、『刑事コロンボ』は共感よりも、トリックの暴き方に感嘆・驚きの気持ちの方が強いです)
こんな恐ろしい「エンジェル」って響き、聞いたことない!
【この段落以後、内容について記述があります】
最終的にスーザンが「十中八九、夫のドンが犯人っぽい!」と確信したのは、
審理中に明らかになった「もう一度私のこと“エンジェル”って呼んで」という被害者マリリンのうわ言でした。
この言葉について、被害者マリリンの夫である被告ジョンは
「僕に話しかけるいつもの口調とは違っていたし、僕は彼女のことを“エンジェル”とは呼ばない」と証言していました。
実はこの“エンジェル”という言葉、ドンがスーザンを呼ぶ時によく使っていました。
自分に対しての愛情表現だと思っていた言葉が、他の女性に対しても使われていた上に、
夫が犯人であることを確信し始める理由になるなんて…ちょっとさすがにスーザンが可哀想過ぎて…😣😭
しかも最終的にドンは、自分がした不倫を棚に上げて、
●ねえエンジェル、彼女(不倫相手である被害者のマリリン)は僕たち家族を壊そうとしたんだ。不倫関係を街中に言いふらすといわれたんだぞ。僕は無実だ。
●僕たちには子どもたちもいる。有罪に投票する(自分ではなくマリリンの夫ジョンを犯人にする)なんて簡単なことだろう?エンジェル、僕ら家族の運命は君の手にある。君に任せるよ。
こんな風に他人事のように話す…。
その上、意を決して警察に通報したスーザンに対して、
「エンジェル!そんなに簡単に僕たちの関係を諦めるなら、君は必要ない!」と襲いかかる!😱
うーん…ドンはとんでもないサイコパス野郎でした。
普段が優しそうだったから、手をパンパン叩きながら襲いかかろうとするところが、余計に怖かったです。
まとめ:倒叙形式の話が好きな方におすすめ
偶然見つけた作品でしたが、私の好みだった上に脚本も素晴らしく、すごく惹きつけられました。
ドン役の俳優さんの演技がサイコパス過ぎてすごく怖かったですが、
「それだけ演技が上手ってことだよなあ…😳」という気づきや驚きもありました。
『刑事コロンボ』のような倒叙形式のお話が好きな方には特におすすめです✨
作品詳細
映画『午後10時の殺意』Amazon Prime Video
原題:『Death Sentence』
1974年の作品←旧作のコロンボと同じ時期です!
監督…E・W・スワックハマー
脚本…ジョン・ノイフェルト
●スーザン・ディヴィス(クロリス・リーチマン)…裁判の陪審員を務めることになった女性。
●ドン・デイヴィス(ローレンス・ルキンビル)…スーザンの夫。
●マリリン・ヒーリー(C・J・ヒンクス)…ドンの不倫相手。被害者。
●ジョン・ヒーリー(ニック・ノルティ)…マリリンの夫。被告。
…他。
(参考:映画『午後10時の殺意』Amazon Prime Video )
読んでいただきありがとうございました🎥





