映画『THE GUILTY/ギルティ』レビュー│”ギルティ”の意味とは?

こんにちは☆lenoreです。
今回は、夫にすすめられたデンマーク映画『THE GUILTY/ギルティ』について書こうと思います。
この映画は…内容について言及せずに書くのは…ものすごく難しい!
それに決して明るいストーリーではないし…ずっと同じ場所だし…。
でもいろいろ考えられる映画だなと思ったので、内容に言及せずに書いて見ようと思います💦
(夫が私にすすめてくれた時も「あんまり中身について言えないな…でも観てほしいな」という感じでした)
道徳の教科書に載せられるのでは?
この映画だけではなく、観た映画全般についてふと考えてみたこと。
それは、感想やレビューを書く時に「ネタバレ無しで誰かにオススメしたいな」と思うのはなぜかな🤔?ということでした。
内容について知らない方がより面白く観られるから、というのももちろんありますが、
私は道徳的・教訓的な要素があるからというのも少なからずあるんじゃないかなと感じました。
そういう観点で言うと、この映画、私の中では映画『ミスト』と近い存在かもしれません🤔
怖いし明るくはないけど、定期的に観たいな・観た方が自分のために良いかな…そういう感じ。
内容が重いのでそのままでは無理ですが、少しライトにして明るめの要素も加えたら、
道徳の教科書にも載せられる"基盤"がある内容だと思いました。
閉所恐怖症の私…映画館では観られなかったかも。
主人公アスガーは緊急通報司令室に務めるオペレーター。
彼がある通報を受けたところから話がどんどん展開していくのですが…
この映画、全編通して緊急通報司令室以外映りません!!
カメラがその部屋から出ないだけではなく、
私たちから映像として見えるのは緊急通報司令室内の人のみ=通報してきた相手の情報は「声」しかない。
(正確に言うと隣の部屋への移動はあるけど、それでもすごく狭い部屋同士を行き来しただけです)
これは閉所恐怖症の私にとってはゾワゾワ・ゾクゾク…
「何何?!」を増幅させるに充分なシチュエーション…
映画館で観ていたら怖かったかも…観続けるの難しかったかも…と感じました。
でもよく考えると、
●通報する役の俳優さんの声だけを聞いて、緊急通報司令室内のみで感情を表現できる演技力
●緊急通報司令室の人へ、そして映画を観ている観客の人へ、声だけで緊迫感を伝えられる演技力
この辺りが、それぞれの俳優さんがさらっとこなしているように見えて、
実はすごいことなんじゃないかなと驚きました。
まとめ
徐々に探っていくタイプの内容なんですが、実は私、途中で展開が読めてしまいました。
夫は私とは逆に展開が読めなかったそうで…。
「そこまで出来るかな?」「そうするのに十分な証拠無くない?」と思っていたらなんとなく…🤔
展開の肝に気づいた瞬間は、おそらく大半の人が「ハッ😨」っとなると思います。
“ギルティ"とは【有罪の 罪を犯して 罪の自覚がある 身に覚えのある】という意味(参考:Weblio辞書 )。
この意味が、この映画の中では、誰の・どんな意味になるのか?
観終えた後にいろいろ考えてしまう映画です。おすすめ!
作品詳細
原題:『Den skyldige』
…デンマーク語で有罪の人・罪を犯した人の意味。
2018年の作品。日本では2019年公開。
監督…グスタフ・モーラー
脚本…グスタフ・モーラー, エミール・ニゴー・アルバートセン
●アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)…緊急通報司令室のオペレーター
●イーベン・オスタゴー(イェシカ・ディナウエ)…通報してきた女性。声のみ。
●ミケル・ベルグ(ヨハン・オルセン)…イーベンの元夫。声のみ。
●マチルデ・オスタゴー(カティンカ・エヴァース=ヤーンセン)… イーベンとミケルの娘。声のみ。←みんなすごかったけど、特にこの子の演技素晴らしかった!
…他。
(参考: 映画.com )
予告編
↑ 映画『THE GUILTY/ギルティ』予告編 (Happinet phantom You Tube 公式チャンネルより)
読んでいただきありがとうございました🎥