韓国映画『目撃者』ずっーとヒヤヒヤ!ラストは世知辛い!
こんにちは!lenoreです☆
今回は韓国映画『目撃者』について書こうと思います。
[私は殺人の瞬間を目撃し、犯人は私を見た]というキャッチフレーズで気になっていたこの作品。
怖くてずっとヒヤヒヤでした…😱でも面白かった!
よくある筋書きかと思いきや…
【この段落以後、内容について記述があります】
この映画の内容をざっくり言うと
普段どおりの生活を送っていた主人公が偶然殺人現場を見かけてしまい、
次々とトラブルに巻き込まれていく…というストーリー。
これだけだと「よくある筋書きでは?」という印象なんです…が!
●キャッチコピー通りこっちも向こうを見たし向こうもこっちを見た😱
●殺人現場は集合住宅の中庭→誰でも目撃者になり得た
●被害者は集合住宅の住人ではない→だからなのか住民たちの非協力的な姿勢ったら無い→先が見えない
●目撃者になってしまった主人公サンフンはこの集合住宅に引っ越してきたばかり→「この人はここの住人…?」感が増してしまい余計にビクビク
この辺りの細かいところが重なって、ひと味違ったスリルがありました。
また、カメラワーク・構図もハラハラ感を増す1つの要素になっていました。
●チャン刑事の動きを追うシーンでは、一緒になって犯人を追っているような臨場感!
●カメラの端っこの方から人影が近づいてくるような演出には、「ひぃぃぃ!!」と絶叫!
●もう1人の目撃者が、犯人に殺害されビニールにくるまれる様子をドアの隙間から見てしまったあの目!
あーほんとに昼間に観て良かった…泣
「助けてください」
映画のラストシーン。
散々な目にあった集合住宅から引っ越すことになったサンフンは
集合住宅を去る直前に、中庭の真っ只中で「助けてください!」と叫んでみたのですが…
集合住宅からは誰も出てこなかったんですよね。
大変な事件があった後ですし、住民の人達はみな警戒していたのかもしれませんが…
世知辛いと言うか…THE現代社会!というか…複雑な気持ちになりました🤔
まずはとりあえず警察に連絡が一番大事なのかな?難しいですね。
こうやって考えさせるのが一番の目的の、ラストの「助けてください」という言葉なのかも知れません。
私、子どもの頃よく母から
「自分の身に何かあったら “助けて” じゃなくて ”火事だ!” って言いなさいね。“助けて” だと人が出てきてくれないかもしれないから」
と言われていたことを、このシーンを見てふと思い出しました。
まとめ
この映画、韓国映画でよく見る“徹底的なサスペンス!”な映画です。
(日本の映画ドラマだと丸く収まっちゃう内容が、韓国の映画やドラマだと徹底的にやるんだな…という全体的な印象についての私の造語です笑)
怖いだけではなく途中の伏線もちゃんと回収されて、流れも良かったと思います。
そして…つくづく…昼間に観て良かった😭!怖かった!
作品詳細
原題:『목격자 The Witness』
2018年の作品
監督…チョ・ギュジャン
脚本…イ・ヨンジョン
●サンフン(イ・ソンミン)…サラリーマン
●チャン刑事(キム・サンホ)…集合住宅で起こった事件を捜査する刑事
●スジン(チン・ギョン)…サンフンの妻
●テホ(クァク・シヤン)…犯人
…他。
(参考:映画.com )
予告編
↑韓国映画『目撃者』DVDリリース予告 (映像事業部ギャガ株式会社 You Tube 公式チャンネルより)
読んでいただきありがとうございました🎥