ドイツ映画『コーヒーをめぐる冒険』レビュー│ツイてない青年から学べること

こんにちは、enoreです!
今回は他の方のレビューを見て気になっていたドイツ映画『コーヒーをめぐる冒険』について書こうと思います。
映画冒頭から『勝手にしやがれ』へのオマージュっぽいシーンがあったり、
街中を映しながらかかる音楽がかっこよかったりで、かなり好きな雰囲気の映画でした。
主人公ニコに“Oh Boy”なことが降りかかる
この映画の原題は『Oh Boy』。
日本語で言うと…「あらあら、大変」とか「おやおや、坊や」みたいな感じですかね。
映画を振り返ってみると、確かに主人公のニコはとにかくツイてないし、いろいろタイミングが悪いことが多いです。
●ただコーヒーを一杯飲みたいだけなのに、なんでそんな高いの?!
●映画撮影のセット見学中に自分の携帯が鳴ってしまう…
●券売機が壊れてたから切符が無いのに、なんで無賃乗車扱いなの?!
●やっとコーヒーを売ってる機械があったのに、故障中…
●“いろんな人との出会い”で少しずつゴタゴタが起きていくニコ…
こんな感じで、他にもここに書ききれないくらいの「あらあら」なことが起こります。
若干自業自得なこともありましたが、全くの不可抗力なこともありました。
ツイてないけど、素直で自分を律することも出来るニコ
ニコを見ていると、タイミングが悪いことが続きすぎて、
可哀想だなを通り越して「ちょっと一回シャキッとしてみなよ!」と喝を入れたくなるシーンもありましたが、
一つ一つよく見てみると、ニコって
●素直…自分にも他人にも。
●根が優しい…だから絡まれてもほっとけない。
●結構的を得てるし、しっかりしてる…「R2D2みたいだ」のシーンはまさにそう!だったり、映画撮影見学時に脚本の先を読む事ができたり、幼なじみのユリカの劇を鑑賞後劇団員たちと言い争いになった時「赤ちゃんが大泣きして生まれてくるのは、気道を広げるためだ」と事実をさっと言えたり。
●面倒な感じの人と出会っても、すぐに怒らず・自分を抑え・その人から何かを得ようとする姿勢がある
…根が優しいからほっとけなくなっちゃうっていうところとも関係あるかなと思いますが、「あー面倒くさい人とまた出会っちゃった…」って雰囲気を抑えているところ、すごいなと思いました。
…など「私も見習いたいな」と思える良いところがたくさんありました。
特に【すぐに怒らず・自分を抑え・その人から何かを得ようとする姿勢がある】が、簡単そうに見えて難しいのにすごいなと…🤔✨
ユリカへの対応(謝罪・制止)の時も、自分を冷静に抑えていてすごいなと思いました。
まとめ:原題『Oh Boy』の方が人生の浮き沈みを表せる気も…
映画全体を振り返ってみると、確かに『コーヒーをめぐる冒険』なんです。
コーヒーを飲みたいのになかなか飲めない!って事自体、ニコのツイてなさを端的に表せていてとても分かりやすいんですが…
私はこの映画から、
●“Oh Boy”「おやまあ」なこと連続だけど ⇔ 全部が全部悪いことばっかりってわけでもないよね。
●ニコはちょっとだらしない部分もあるけど ⇔ いいところもあるよね。
●面倒な人が多いけど ⇔ みんな理由があるんだよね。
といった感じで
【ツイてない時も・報われる時も…人生ってどっちもあるものだよね】というメッセージを感じ取ったので、
そういった両極端にあるものを表現するためには、
『コーヒーをめぐる冒険』という平たくした表現よりも、原題『Oh Boy』の方が落差=人生の浮き沈みを表現できていてより良いんじゃないかな?
と感じました☕
ツイてない話なんだけど、何となくほぐれる・クスッと笑える映画です。オススメ☆
作品詳細
原題:『Oh Boy』
2012年の作品。(日本での公開は2014年。比較的最近の映画ですが全編白黒です)
監督・脚本…ヤン・オーレ・ゲルスター
●ニコ・フィッシャー(トム・シリング)…大学を中退したツイてない青年
●マッツェ(マルク・ホーゼマン)…ニコの友人
●ユリカ(フリーデリッケ・ケンプター)…ニコの幼なじみ
…他。
(参考: 映画.com )
予告編
↑映画『コーヒーをめぐる冒険』 予告編 (シネマトゥデイYou Tubeチャンネルより)
読んでいただき、ありがとうございました🎥








