映画『スポットライト 世紀のスクープ』静かに怒り、燃える記者たち。

2010年代,●地域別,●年代別,洋画(主にアメリカ)

こんばんは☆lenoreです!

今回は、映画『スポットライト 世紀のスクープ』について書こうと思います。

 

マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス…

超豪華なメンバーが出演しているので以前から気になっていたんですが、本当に観てよかったです!

自分自身が「親」という立場になってから観たので、より考えさせられました…🤔



リアルな感情、でも重すぎない。

この映画は、21世紀に入ってすぐの頃に発覚し始めた実際の事件

カトリック教会聖職者たちによる児童性的虐待事件に基づいて描かれています。

アメリカでは日刊新聞社ボストン・グローブ社の調査報道班『スポットライト』の粘り強い調査によって

この悲しい事件が明らかにされました。

 

その『スポットライト』の記者たちをマーク・ラファロやマイケル・キートンらが演じているのですが

「この映画ドキュメンタリー…?みんな本当の記者だっけ😮?」と一瞬思ってしまうほど

怒りの感情・じっと耐える感情・被害者に寄り添う感情…全てがリアルに表現されています。

 

「1人の神父の行為だけを暴くのではなく、虐待の根幹・教会の根幹から暴く」

記者たちは、この強い気持ちに突き動かされながらも

自分自身も小さい頃に通った教会…今現在家族が通っている教会…身近な存在としての協会が時折頭をよぎり

「個人の信仰」↔「記者として親として許せない教会の行為」との狭間で葛藤しつつ調査を進めていきます。

 

↑こうやって書くと、かなり暗そう・重そうに見えるんですが

不思議とこの映画、雰囲気が重すぎないんですよね…🤔

それでいて深刻さ真剣さも伝わる…。

チーム内が基本的に仲が良くて、役割分担のバランスが取れているっていうのもあるのかな…?

 

「30年間研究を続けている心理療法士サイプの統計によると、ボストン市内の全神父の約6%=なんと約90人が小児性愛・虐待をした可能性がある」

と報告を受けたベン役のジョン・スラッテリー(トニー・スタークのお父さん役の方!)が、

“90 f**kin’ priests in Boston⁉" (クソ神父が90人もボストン市内にいるって⁉)

とビックリしながら言ったシーンでは、不謹慎ながら少し笑ってしまいました💦

 

このように、事件と向き合おうとするいろいろなタイプの記者たちを表現していることも

この映画が非常に“リアル”な理由の1つなのでは…と思います😳



「信仰」と「教会」を分ける

カトリック教会の闇について長年調べている心理療法士サイプが、

「ミサにはしばらく行っていないが、私はまだカトリック信者だ」
「教会とは、人が作った組織にすぎない、滅ぶものだ」
「だが信仰は永遠だ。その2つを分けるよう努力をしている」

と話すシーンがあります。

 

この「信仰」と「教会」を分けて考えるというのは、信者の方にとってはかなり難しいんだろうなあと思います😵

生活・人生の基本になるものですもんね…。

そしてこの考え方は、この映画を観る私たちにとってもかなり重要な視点であると考えます。

私自身は無宗教ですが、相手の信仰心を尊重したいという気持ちは昔からすごくあるからです。

 

ただ!

この映画を観ながら、被害者の多さや虐待が疑われる神父に対する教会の対応のずさんさを目の当たりにして

一瞬カトリック教会のもろもろに対して胸くそ悪くなってしまいそうなんですが…😮😫💦

カトリック教会という存在自体・信仰心自体が闇なのではなく、組織のあり方に問題があったんですよね

 

また、サーシャ・ファイファー記者(レイチェル・マクアダムス)が訪れたパクィン神父のように

そもそもの概念?が違ったり、その人自身も適切な助けが必要だったとなると

かなり入り組んでいる=さらにデリケートな問題なんだというのも分かってきます。

 

でも…もし自分が被害にあった子の親だと想像したら…パクィン神父が話したあの説明は到底受け入れられない…😓

とてもじゃないけど「はい、分かりましたー」とはなれないです。

ただ、信仰心を持って通ってきた教会の・お世話になった神父に対して

信者の方自身が反論出来るか?と言ったら…これもまた難しいだろうと思います💦😭



まとめ

この映画、本当に「もっと早く観ておけばよかった」と心から思いました。

(映画『ウインド・リバー(字幕版)』を観た後と近い感覚でした)

 

決して明るい内容ではないし何もかもの数が多いのでビックリしますが

“スポットライト”が当たって初めて声を上げることができた人たちの存在

ぜひ多くの方に観てほしいなと思いました。

映画(エンタメ)としても面白いので、かなりおすすめの作品です。

作品詳細

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原題:『Spotlight』

2015年の作品(日本での公開は2016年)

監督…トム・マッカーシー
脚本… ジョシュ・シンガー, トム・マッカーシー

 

-『スポットライト』班-

●マイク・レゼンデス(記者)…マーク・ラファロ
●ウォルター・“ロビー”・ロビンソン(班のボス)…マイケル・キートン
●サーシャ・ファイファー(記者)…レイチェル・マクアダムス
●マット・キャロル(記者)…ブライアン・ダーシー・ジェームズ
●マーティ・バロン(新任の局長・編集長)…リーヴ・シュレイバー
●ベン・ブラッドリー・ジュニア(部長)…ジョン・スラッテリー
…他。

(参照:映画.com, ウィキペディア

予告編

↑映画『スポットライト 世紀のスクープ』 予告編 (シネマトゥデイ You Tube チャンネルより)

 

読んでいただきありがとうございました🎥



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