イタリア映画『これが私の人生設計』中身重視って…?
こんにちは!lenoreです☆
今日は久々に観たイタリア映画、『これが私の人生設計』について書こうと思います。
DVDジャケットを最初に見た時の印象よりも5割増くらいのドタバタコメディで驚きましたが、
前向きな気持ちにさせてくれる内容でとても面白かったです!あ~笑った笑った😂
どこまでもポジティブ!
小さい頃から、絵を描くことや何かを組み立てることに秀でていた主人公の女性、セレーナ・ブルーノ。
その才能は建築の世界で見事に花開き、世界各国で建築家として活躍します。
そして長年働いたロンドンをあとにし、生まれ故郷のイタリアに帰るのですが…
●良い職場になかなか恵まれなかったり
●父親の形見である大事なバイクを盗られてしまったり
(おっちょこちょい過ぎて、ほぼ“自ら差し出して”たな😂)
●貯金が底をついてしまったり
帰国後いろいろツイてない!
それでも!
大切なバイクを盗られてしまい、走って犯人を追いかけていった彼女は、ある建物と運命的な出会いをします✨
ツイてないことがちょいちょい起こっても、それがいろいろなことに転じていって、
彼女に変化をもたらしていくことになるんです。
「この艱難辛苦↔順風満帆の繰り返しこそまさに人生だな!」と感じると同時に、
やはりその繰り返しをうまく乗り越えていくためには、
【停滞した車輪を少し前に押し出してあげるようなブースターのような存在】として
セレーナのようなポジティブシンキングって結構大事なんだろうなと感じました。
本当の意味の“中身重視”って?
ポジティブシンキングなだけでなく、とても正直な性格のセレーナ。
その正直さが、世間一般・長年の習慣が常になっている内輪・男性優位の社会においては、
逆の意味で目立ってしまう要因になっていました。
この「本音と建前」な部分…。
特に「そうするのが当たり前」と思っている人への接し方…。
映画を観ていて「私自身、過去に感じたことがある感情だな」と感じました。
「これ…毎日やってるけど本当に必要なこと?」「私は本当は何をやりたいの?」
日々当たり前のようにやっていること・その中身・内側に疑問を持つ・振り返るのって
難しいけど必要なことですよね🤔
“住居”を考える時、商業的なこと(外側)に引っ張られず
実際に住んでいる人(内側)のために…と考えられるセレーナの姿勢を見習いたい!
セレーナとフランチェスコの関係
明るいセレーナだけでなく、フランチェスコのキャラクターも最高です。
2人が初めて会ったシーンが面白くて面白くて忘れられない😂
(『Feeling Good』がかかる中スローモーションでフランチェスコ登場→セレーナの顔!笑)
「もし自分がセレーナの立場だったら…」と考えると
フランチェスコとはちょっと複雑な関係なので🤔となってしまう部分もありますが、
そういうところを全て超越したものが、2人の間にはあるんだろうと思います。
あ、セレーナのお母さん&伯母さん、ニコラもかなり良いキャラですよ笑!ぜひ注目👀✨
まとめ
“セレーナ・ブルーノ(女性名)” が
“ブルーノ・セレーナ(男性名)”になり
再び“セレーナ・ブルーノ(女性名)”に戻る…。
セレーナ本人も無意識のうちに自分自身にバイアスをかけてしまっていましたが
中身・本質・内側を重視する彼女だからこそ、自分で“セレーナ・ブルーノ”を取り戻せたような気がします。
この映画の原題は『Scusate se esisto!』=「生きててゴメンね!」というような意味。
すごく自虐的なタイトルなんですが、
「いろんな人がいるし、いろんな生き方があるよね」
「みんな全く一緒ってことはなくて、それぞれ違うよね」
「全てが完璧な人は居ないよね、そこがまた良いよね」
…など、様々な意味を持たせたタイトルに感じられて素晴らしいなと思いました✨
そこを一番汲み取ってたのは、もしかするとフランチェスコの息子エルトンかもしれないな…🙄
笑いあり・自己啓発あり・日本の要素もあり…とにかく楽しめました!超おすすめ☆
作品詳細
原題:『Scusate se esisto!』
2014年の作品。日本での公開は2016年。
監督…リッカルド・ミラーニ
脚本…ジュリア・カレンダ、パオラ・コルテッレージ、フリオ・アンドレオッティ、リッカルド・ミラーニ
●セレーナ・ブルーノ(パオラ・コルテッレージ)…建築家
●フランチェスコ(ラウル・ボヴァ)…レストランオーナー
●ニコラ(マルコ・ボッチ)…フランチェスコの…?
…他。
(参考:映画.com )
予告編
↑『これが私の人生設計』予告 (SYNCA Creations Inc. You Tube 公式チャンネルより)
読んでいただきありがとうございました🎥