映画『私を野球につれてって』レビュー丨正直面白くはないし女性に対する接し方も気になったが、歌とダンスは素晴らしかった。

①洋画,私を野球につれてって

映画『私を野球につれてって』レビュー

※本ページには、広告・アフィリエイト広告が表示されます。

こんにちは、lenoreです。

今回は、MLB中継を見ている人なら一度は必ず聴いたことのある曲『私を野球につれてって(Take Me Out to the Ball Game)』に由来する、

ジーン・ケリー、フランク・シナトラ出演の映画『私を野球につれてって』について書こうと思います。

 

 

私はもともと、映画『雨に唄えば』が好きで、ジーン・ケリーが好きで、MLB中継でこの曲を聴いたことがあったので、

「どんな映画なのかな?」と結構期待して観たんですが…正直そこまで面白くはなかったです。

あまり野球がメインの話ではなかったため、先入観がない方が良かったのかなとも思いましたが、シンプルにストーリー(脚本)が微妙だった気がします…。

 




野球要素が少ないなら恋愛要素は深いのか?と聞かれたら…そうでもない。

まず大前提ですが、ジーン・ケリーやフランク・シナトラの歌とダンスは本当に素晴らしかったです。

特に、野球チームの女性オーナー K.C.ヒギンズ(エスター・ウィリアムズ)にデニス・ライアン(フランク・シナトラ)が歌を歌ってアプローチするシーンや、

(こんな至近距離で甘い歌声で目をしっかり見つめて歌われたら、全員好きになってしまうやろ!!と思いました笑)

映画中盤に約5分に渡って披露されたエディ・オブライエン(ジーン・ケリー)のアイリッシュダンスなど、魅了されるシーンはたくさんありました。

 

しかし、野球選手と舞台役者の二足のわらじをはく若者の話というわりには、野球の要素が少なすぎる…。

・[ショート捕球→セカンドアウト→ファーストアウト→ナイスゲッツー!]の数カットや

・[点数表に各回の得点が書きこまれていく]数カット

・[翌日の新聞に載った野球試合の結果]の数カット

・あとほんの少しだけある[バッティング練習シーン]…

野球要素は本当にこのくらいじゃないかな…? なので野球の展開として面白い部分が無いんです。

 

でも、野球の要素が少なかったとしても、せっかくジーン・ケリーとフランク・シナトラがいるのだから、

歌とダンスを絡めた恋愛要素の面で楽しめるのでは?と期待しましたが…全然そうでもない。

・恥ずかしがりながらもK.C.ヒギンズにアプローチしてあんなに甘い歌まで披露したのに→ヒギンズに振られた直後にシャーリー・デルウイン(ベティ・ギャレット)に「(僕に)キスしてみて」→あ、シャーリーもありかもみたいな雰囲気で速攻で乗り換えてしまうデニス・ライアン!!

・最初からK.C.ヒギンズをからかっていたが実はお互い少しずつ気になってて…みたいな絶妙な良い関係だったのに、どうして中途半端にデニスの恋の応援をしたり、K.C.ヒギンズの前で彼女が傷つくようなことをしてしまうのエディ・オブライエン!!

野球の要素が少ないなら、もう少し恋愛要素がしっかりしてたら没入できたのかなと思いました。




昔の映画を観た時あるある?「女性への接し方」が気になった。

これは、その映画がつくられた頃との年月はどんどん開いていく一方なので避けられないことなのかもしれませんが、

作品全体として「女性への接し方・考え方」が気になりました。

 

野球チームのトップに優秀な女性オーナーが就いている時点で、決して女性を過度に下げたり大切に思っていないわけではない、ということは分かるんです。

 

でも…

・野球のシーズンの合間にたくさんの女性と遊ぶことが楽しいエディ

…女好きという設定は分かるのですが「あの土地のだれだれちゃんが懐かしい」みたいな発言とか、すれ違った女性に片っ端からアプローチする気満々なのがちょっと…。それに反してデニスがかなり硬派に描かれているのでバランスなのかな?

「そんなに遊び人だったエディがK.C.ヒギンズに出会って人がかわったように一筋になった」とか「いくら野球の成績が良くても、夜中に遊び歩いてばかりなのはダサいわ的なことをK.C.ヒギンズに言われてぷんぷんしていたエディだが、徐々に彼女の言っている意味が分かってきて…」とか、

ベタな展開でも「なぜエディがこんなに遊び人スタンススタートなのか」の辻褄が合うストーリーだったらよかったのになと感じました。

 

・仲間内の「ああいう女性はこういう風に扱っとけばいい」みたいな雰囲気

…途中、野球チームの仲間内で「ああいう女性は粗暴に扱っておけばいい」みたいなセリフがあったんですが、うーん…これはシンプルに嫌な気分になりましたね。

これも時代が大きく関わっていることなので、今後昔の映画を観る時は、もっと自分の中で「ストーリーや描写や演技などの芸術面」と「時代がそのまま反映されている面」を、今までよりもきっちり頭の中で分けて作品に接しないとなと感じました。

じゃないと「本筋と別の部分で嫌な気持ちになっただけ」みたいになりかねないですもんね。




まとめ

この映画を誰かにおすすめしたいかといわれたら、正直そこまで…

もう一度観たいかと聞かれたら、正直そこまで…

決して最悪の気分になったとかいうわけじゃないのに、鑑賞後はこんな感じで何とも言えない感情になりました。

 

ただ、何度も書いてしまいますが、ジーン・ケリーとフランク・シナトラの歌とダンスは素晴らしかったんです。

(もっと言うなら、ナット・ゴールドバーグ役のジュールス・マンシンの歌声も素晴らしかった)

 

なので…サウンドトラックとしてはおすすめかなぁ…(。ノ_・。)

作品詳細

原題:『Take Me Out to the Ball Game』

公開(アメリカ):1949年

監督… バスビー・バークレー
脚本…ハリー・トゥージェンド、ジョージ・ウェルズ、ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン

 

●デニス・ライアン(フランク・シナトラ)…野球選手と舞台役者の二足のわらじをはく青年。エディと一緒に舞台に上がっている。
●エディ・オブライエン(ジーン・ケリー)…野球選手と舞台役者の二足のわらじをはく青年。デニスと一緒に舞台に上がっている。
●ナット・ゴールドバーグ(ジュールス・マンシン)…デニスとエディの同じ野球チームの仲間。
●K.C.ヒギンズ(エスター・ウィリアムズ)…野球チームの新オーナーの女性。
●シャーリー・デルウイン(ベティ・ギャレット)…デニスの大ファンの女性。
…他。

(参考:映画.com )

 

読んでいただきありがとうございました!

スポンサーリンク

Posted by lenore